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洋書絵本図書館 バックリスト

これまでこちらのサイトに掲載して参りましたタイトルから、1999年10月当時の新刊と特集を再掲載いたします。

バックリストは毎月1日更新で、次回更新は2012年3月1日、1999年12月掲載分を再掲載の予定です。

 アメリカの絵本
作・画 : Peter McCarty
タイトル : Little Bunny on the Move
サイズ : 23.5cm×21.0cm

 ちっちゃくて真っ白なうさぎが、どこかに向かって、ずんずん、ずんずん歩いて行くお話。立ち止まることなく歩き続けるのですが、いったいどこを目指しているのでしょう?ご覧の通り、ほぼモノクロに近い色づかいで淡く繊細に描かれた光と影のコントラストが、胸に焼き付けられるほど美しい作品です。

作・画 : Bijou Le Tord
タイトル : Noah's Trees
サイズ : 26.0cm×23.6cm

 ル・トードの作品はいつも、静かなたたずまいの中に、強い思いが描き込まれているように感じられます。あるときは神への敬虔な信仰心だったり、またあるときは木々や動物たちと言った、大自然の姿に対する憧憬だったり。箱舟をつくったノアを主人公にしたこの作品も同じで、主人公の強い思いをうまく引き立たせるために、おなじみのお話を意外な場所で終わらせています。

作・画 : Jane Simmons
タイトル : Ebb and Flo and the New Friend
サイズ : 27.0cm×24.8cm

 犬のエッブがいつものお気に入りの場所に座ろうとすると、そこには先客がいました。どこからともなくやって来た、白くて大きなアヒル。エッブの飼い主のフロは仲良くしなよと言いますが、エッブはおもしろくありません。アヒルなんかどこかに飛んでっちゃえばいいのに。そう思っていると、ある日アヒルが本当にどこかへ行ってしまいました。これでせいせいするかと思いきや。大胆な構図が魅力のシモンズ。とっても楽しい新作です。

作・画 : Mary Murphy
タイトル : My Puffer Train
サイズ : 20.8cm×21.7cm

 ペンギンの運転する汽車には、行く先々でいろんな動物たちが乗り込んで来ます。犬や猫やブタ、うさぎ、それに牛まで。それぞれの鳴き声を聞き分けながら、海へと続く線路の上を、楽しく進んで行きましょう。擬音語や擬態語がたくさん散りばめられた、小さなお子さま向けの作品です。

作 : Mary Lyn Ray
画 : Barbara Cooney
タイトル : Basket Moon
サイズ : 28.5cm×22.3cm

 お父さんはかごを編み、月に一度大きな町へ売りに行きます。長い間連れていってもらえなかったその町に、主人公の男の子は初めて連れていってもらいます。いったい町ではどんなことが待ち受けていたのでしょう?旧き良きアメリカ独特の、時間の流れと空間の広がり。お得意のテーマを、クーニーが見事に描きあげました。

 イギリスの絵本
編 : Iona Opie
画 : Rosemary Wells
タイトル : Here Comes Mother Goose
サイズ : 29.7cm×26.8cm

 子供たちのために長い時間をかけて整えられ、とぎすまされて来た言葉、マザーグース。オピーが収集し、選んだその小さな詩編に、ウェルズが独特のタッチで絵をつけた作品です。本の大きさが言葉と絵にインパクトを与え、さらにウェルズのはっきりした色づかいが力強い印象を添え、美しいコラボレーションが奏でられています。

作 : Paul Fleischman
画 : Kevin Hawkes
タイトル : Weslandia
サイズ : 24.2cm×27.6cm

 ウェズリーは、ちょっと変わった男の子。みんなが大好きな、ピザやフットボールには興味が持てず、そのせいかひとりも友だちがいません。そんなウェズリーにひらめいた一つのアイディア。それは、裏庭に自分だけの国をつくってしまうことでした。こうして彼の国「ウェズランディア」の計画がスタートしますが。子どもらしいまっすぐな空想に、形を与えてくれること。それも、絵本の大きな魅力のひとつですね。

作・画 : Christine Davenier
タイトル : Frankie and Albertine
サイズ : 30.1cm×21.5cm

 ぶたのフランキーは、夢の中に出てくるメンドリのアルバータインに首ったけ。何とか彼女に振り向いてほしいと思うのに、アルバータインは素知らぬ顔です。フランキーは彼女に気づいてもらう方法を、友だちに尋ねて回りますが、果たしてうまく行くのでしょうか。おしゃれな描線とライトな水彩で描かれた、躍動感あふれる作品です。

作・画 : Lucy Cousins
タイトル : Maisy's Bedtime
サイズ : 21.0cm×20.8cm

 おなじみメイシーちゃんシリーズの新作。と言っても、これまでのようなフラップブックではなく、普通の絵本の体裁です。一度に4作品が出版されましたが、この作品は、歯を磨いたりパジャマに着替えたり、寝るまでのひとつひとつの動作を追っています。ほかに、「Maisy Dresses Up」「Maisy Makes Gingerbread」「Maisy's Pool」が同時に出ました。

作・画 : Anna Wilson and Alison Bartlett
タイトル : Over in the Grasslands
サイズ : 27.7cm×20.2cm

 草原には、たくさんの生き物が住んでいます。さあ、何が住んでいるか探しに行きましょう。子どもがいっぴきいるサイ、二ひきの子を連れたカバ、三羽のひなを育てるワシ。そう、この本は、数のお勉強もできるカウンティングブックなのです。数字を追ってページをめくるうち、草原の空気の肌触りまでが伝わってきそう。

 ドラゴンをテーマにした絵本特集
再話 : Margaret Hodges
画 : Crina Schart Hyman
タイトル : Saint George and the Dragon
サイズ : 23.5cm×26.9cm

 イングランドに、怪物や巨人や妖精たちが住んでいた頃。誇り高きひとりの騎士が、重いよろいに身を固め、草原を進んで行きます。彼のかたわらにはウーナという名のお姫さま。ふたりはおそろしいドラゴンを倒すため、妖精の女王さまからつかわされたのでした。・・・タペストリーを模した画面構成とタッチで、中世の雰囲気をリアルによみがえらせています。コールデコット賞をとるにふさわしい、堂々とした作品。

作・画 : Eric Carle
タイトル : Eric Carle's Dragons Dragons & Other Creatures that never were
サイズ : 29.2cm×23.3cm

 おお!存在しえないものを、どれほど夢見てきたことだろう、というウィリアム・ブレイクの詩句に始まるこの作品は、ドラゴンをはじめスフィンクスや人魚など、想像上の動物を多数紹介しています。カールならではの鮮やかな色と豪快なタッチで描かれる彼らの姿には、人類の夢や憧れ、また恐れが力強く吹き込まれ、荒ぶる息づかいまで聞こえてきそうです。

作・画 : John Talbot
タイトル : The Dragon's Cold
サイズ : 19.7cm×23.6cm

 浜辺でアレックスが見つけたのは、砂に埋もれたしっぽの先。何のしっぽだろう、と友だちと一緒にそれを持ち上げてたどって行くと、大きな洞窟の中に風邪を引いたドラゴンがいました。最初はびっくりしたものの、やがてアレックスたちはドラゴンの風邪を治そうと、彼をおおう大きなシーツを準備します。おかげで風邪が治ったドラゴンが、彼らにしてくれたこととは?心の通い合う、助け合いのお話。

詩 : Jack Prelutsky
画 : Peter Sis
タイトル : The Dragons are Singing Tonight
サイズ : 31.2cm×23.6cm

 石づくりのお城や橋、細密画のように描き込まれた、都市や村の遠景。ピーター・シスもまた、長い時間を封じ込めたような絵が魅力のイラストレーターですね。この作品では、プレルツキーの詩が、古代から現代にわたる長い時間の幅を行き来し、シスの魅力を存分に引き出しています。でも、古代のドラゴンはありそうですけど、現代のドラゴンっていったいどんなものでしょう?そこはふたりの想像力におまかせ下さい。

作 : Ruth Stiles Gannet
画 : Ruth Christian Gannet
タイトル : My Father's Dragon
サイズ : 20.2cm×15.5cm

 世界中で一番有名なドラゴンのお話は、おそらくこの作品ではないでしょうか。子どもの頃のお父さんがいろんな冒険をしながら、タンジェリーナ島まで行きドラゴンに出会うお話。モノクロの挿し絵が、クラシカルな印象で素敵です。

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